2009年1月7日 - 高性能アナログICのリーディングカンパニーであるリニアテクノロジーは、無償のSPICE回路シミュレーション・ソフトLTspice/SwitcherCADTM IIIを大幅に機能強化した「LTspice® IV」の無償提供を開始しました。LTspice IVは、現行のマルチコア・プロセッサをより有効活用するためのマルチスレッド・ソルバを搭載しています。また、現行のFPU(floating point unit)の理論上のフロップ限界値に近づけるために、アセンブリ言語を備えた新しいSPARSEマトリクス・ソルバも搭載しています。この結果、クワッド・コア・プロセッサに適用時、中型から大型回路のシミュレーション速度を3倍に向上させます。
SPICEシミュレータにとって、並列処理は長年の課題です。LTspice IVは、タスクを効率的に並列処理する独自の方法を実装しており、シングルスレッドをわずか5μsで実行します。また、LTspice IVは回路キャプチャと波形ビューアも搭載しています。LTspice IVは、スイッチモード電源設計に対応(1,000を超えるスイッチモード・レギュレータおよびコントローラ・モデルを搭載して出荷)している一方で、SMPS固有のSPICEプログラムではなく、新しいspiceコンポーネントを搭載した汎用SPICEなので、SMPSをインターアクティブにシミュレーションするのに十分高速です。LTspice IVはコンポーネント数やノード数に制限は設けていません。
LTspice IVは市販の他のSPICEプログラムに比べて、優れた性能を備えています。
リニアテクノロジーのLTspice IVはwww.linear-tech.co.jp/designtools/softwareから無償でダウンロードできます。
